横内理事長が5月29日テレビに出演しました!
毎日放送が毎週日曜に放送している番組、「医のココロ」をご存じですか?
“皆さんが日頃気になっている疾患について、地域医療に接し様々な形で社会貢献を進めている先生方に解説いただくことで、その疾患に対する正しい知識を得ていただく番組です。”
(医のココロ HPより)
5月のテーマは ~ストレスとうまく付き合うには~
ストレスとは何か、どのような状況で発生するのかを知り、
ためないで上手く乗り切る方法を身に着け、症状が出てしまった時の受診のポイントを学ぶことができました。
以下は当しろくまスタッフTが先生方のお話を視聴し、印象に残ったことや、これはぜひ日常生活に取り入れたいと思ったことを書いています。
番組テーマの振り返りの参考になれば幸いです。
5月の「医のココロ」の番組テーマはずばり “ストレス”
現代社会ではまるで息をすれば入ってくる空気のようにストレスは身近にあり、常時私たちと共にあると言ってよいでしょう。
そのストレスとどう付き合うか、どの先生のお話もとても分かりやすく、専門的な知識がなくても図解ですっきり理解することができました。
~ストレスとうまく付き合うには~
第1回 ストレスとは
第2回 ストレスをためやすい人
第3回 ストレスがもたらす病気(横内理事長)
第4回 ストレスを減らす治療
第1回 ストレスとは
「嬉しいことでもストレスになる」というお話にちょっとびっくり、でも「心当たりがあるなあ」と思いました。
ストレスとは環境の変化で生じる心のひずみ、たとえそれが嬉しいことであってもストレスになることがある。
なるほど! これを知識として知っていれば転ばぬ先の杖になりそうです。
そしてストレスと上手く付き合っていくには、生活リズムや食事・運動、免疫力などを調えることはもちろん、「良い睡眠をとる」、
加えて自分がリラックスできる時間を持つことが大事というお話は、一生懸命ばかりではだめなんだと、毎日の生活を振り返ってみるきっかけになりました。
第2回 ストレスをためやすい人
ストレスは外界の刺激で心や体に生じるひずみ。
ストレスをためやすい人は、
・不安が高い人(必ず上手く出来なければいけないと思っている人)
・不満が多い人(何事でも思い通りにいくと思っている人)
・・・この「必ず」や「何事も」と思ってしまうことがストレスをためやすい人の特徴のようです。
「イチロー選手でさえ打率は3割、一般の私たちは1割で十分。」
「10回チャレンジして1回上手くいけば十分と考えましょう。」
「“失敗”は人生で価値のあるもの」等のお話に、肩の力を抜くことはとても大切ことなんだと思い至りました。
日常的な心掛けとして
「一つのことだけに一所懸命にならず、たくさんのチャンネルを持っておく」も心に残ったアドバイスのひとつです。
第3回ストレスがもたらす病気 (横内理事長)
いよいよしろくま横内理事長の登場です!
どのような時にストレスが発生するか、よこうちクリニックの来院数から見えるもの
ストレスとは何かを考えるとき、それがどのような時期によく起こるかを見ると、ストレスの発生要因が浮かび上がってくることがあります。
番組冒頭でアナウンサーの方から「五月病という言葉がありますが、よこうちクリニックではどのような時期にストレスを抱えて来院する方が多いですか」
「当院では2月が一番多いです。つまり進学や就職が決まり、生活スタイルが変わり始める時期に多くなります。」
このことからもストレスの発生の引き金の一つが「環境の変化」であることが解ります。
他の先生方のお話と同様に、新しい生活はたとえ希望に満ちていても大きなストレスになりうるのですね。
その新しい生活に適応できず、ストレスが大きくなると心や体に病気に悪影響が出てきます。
ストレスがもたらす症状や病気
症状の例として、
・頭痛 腰痛 腹痛 眩暈
特にふわふわめまいはストレスが関係していることが多いとのこと。
・アレルギー性の病気もストレスによっておこりやすく、悪化することもある。
・うつや不安障害等の心の病気にもストレスが大きく関係している。
発達障がいがあるとその特性上、環境に適応することに多大な労力を使うのでストレスをためやすく、少しのストレスでもパニック障害やうつ病などの2次障害を起こす可能性もある 等々。
ストレスを“コップにたまる水に例えてのお話が、目で見てわかってとてもわかりやすかったです。
コップの大きさや落ちてくる水の量、ぽたぽたと落ちてくるのかザーザーと落ちてくるか、
いつ溢れる出すかは誰しもわかりません。
例えば、頭痛等の身体症状が現れた時、検査でも原因がわからず薬の効き目もない場合はメンタルの問題を疑うことも必要だとの説明もありました。
さらに、ストレスがかかり続けるとがんや喘息、脳梗塞や心筋梗塞等の重篤な疾患の発症につながることもあるので、溢れだす前に症状を見逃さず早期に専門医を受診することが大事とのお話でした。
ストレスは全身に悪影響を及ぼすとのお話に、日々本当に気を付けなくてはいけないなあと強く感じました。
ストレスをためないために
仕事や家庭などひとつのことに打ち込んで、もしそれが上手くいかなくなった時、ストレスが溜まりますね。
他に逃げ場がないと立ち直りが困難になります。
でも、気持ちを切り替えられる世界を他にも持っているとストレスが大きく軽減されます。
番組では紹介されませんでしたが、しろくまの学習プログラムでのお話です。
図解で示すと… 「コップに穴を開ける」ことでストレスをどこかにうまく逃がす!
具体的にはいろいろな趣味、家族や友人との楽しい時間を持つなど。
一見「そんなんわかってるわ~」と思いますが、実際にストレスを生じた時は逃げ場を持っていなかったことが多いです。
反対にどんなに小さな逃げ道でも持っていると大きく助けられたことがあるなあ、と自分を振り返った次第です。
第4回 ストレスを減らす治療
「ストレスは形のないもの、それに形を与える」のお話がとても興味深く感じました。
体や心にひずみが生じ医療機関を受診すると、経緯を詳しく聞かれます。
これは言葉にすることでもやもやした気持ちに形を与え、それによって対処方法や治療方法を作りやすくするためなのだそうです。
話すだけで気持ちがすっきりしたという経験を思い出し、形や言葉にすることがとても効果的なんだなと理解しました。
続いて「日常的な苦痛が続く場合はストレスの原因から遠ざかることも大事」
「逃げることは決して恥ずかしいことではない」
「日常生活に支障が出てきたら躊躇せず相談を」等のお話は、ストレスを避けることが難しい現代人の1人として心強く感じました。
4回シリーズを通して学んだこと
ストレスの多くは外界の刺激や環境の変化で生じる体や心のひずみ。
生じやすい状況を知識として知っておくだけでも軽減につながるのだと気づきました。
ストレスとうまく付き合う方法として1つのことに打ち込みすぎず、楽しむことのできる世界を多く持つことが大切なポイント。
どの放送回でもこの点が述べられことが印象的でした。
また、「ストレスが溜まってあふれ出す前に専門家に相談を」とのアドバイスはとても心強く感じました。
現代人として誰もが避けることのできないストレス。
横内理事長は「ストレスは自分を成長させる良い機会」としろくまの学習会で皆さんにお伝えすることがよくありますが、
このシリーズのある放送回では、
「ストレスの全くない人生は変化がなく進歩も望めない。ストレスを人生を豊かにするものとして受け止めてみる」と述べられていたことも強く印象に残っています。
毎日放送の朝の番組 “医のココロ”、
疾患に関する番組ながら、早朝の放映にふさわしくさわやかな印象で、継続して見てみようと思う番組でした。
しろくまは大人の発達障がい
ADHD(注意欠如・多動症) 、ASD(自閉症スペクトラム) 、LD(学習障がい)、ひきこもりから一歩踏み出そうと思っているの方々の生活改善、社会復帰を目指しています。
見学、お問い合わせはお気軽に
まずはお電話ください。
スマホから✆072‐287‐8070
堺市東区
生活訓練通所施設 しろくま
南海高野線初芝駅 降りてすぐ