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しろくま to the next step

専門医による講義と相談

発達障害の専門医による講義

しろくまでは発達障害の専門医による講義が定期的に行われています。
講義のあとはスタッフによるまとめがあり、質問コーナーに移ります。
その日の学習内容に限らず幅広く質問を受け、必ずお応えしています。

講義のあとはリビングルームに移動。
わいわいがやがやリラックスした雰囲気の中で、ドクターと参加者の方々との双方向のやりとりが始まります。
利用者の方が個々に抱える困りごとや相談事が、ドクターの指導の下、皆で共有し解決の糸口が見つかることもあります。

時には雑談になることもありますが、この雑談も参加者の方々にとても有意義なものになっています。
診察室では交わされることがないような会話が生まれ、そこからヒントを得られることも多く、「Drになんでも聞ける!!」としろくまならではの人気プログラムです。

発達障がいの歴史

ADHD
(注意欠如多動性障害)

言葉や行動に不注意や多動・衝動性が見られるという特性は、長い間「親がちゃんと叱らないから」「しつけができていない」「わがまま」などと思われていました。

しかしその後、専門家や研究者たちの「このような特性は環境(育て方)によるものではなく脳の器質的原因(体の構造面や機能の面)によるもの」とする多くの調査結果や研究が積み重ねられました。

その結果1947年には

ADHD(注意欠如・多動症)は脳器質性障害の1つとして、MBD(微小脳損傷、その後、微小脳機能障害-検査で見つからない小さな脳の異常-)と考えられるようになりました。

1947年ころの日本。1947年は第一次ベビーブームが始まった年です。学校では援助物資で給食が始まりました。

1960年代からは

小児期の多動性反応という特性が注目され、ADHDは脳の中に器質的(体の構造面、もしくは機能の面)に発達障がいがあってそれによって脳内化学物質の分泌と伝達が偏り、不注意、多動、衝動性といった症状を呈すると推測されるようになりました。

1960年代の出来事。1960年は安保闘争や四日市公害、ケネディが大統領選挙に勝利した年です。
所得倍増や計画や高度成長政策が打ち出された時期です。

そしてさらに1980年代

DSM(国際的診断基準)によって規定され、注意欠陥障害という概念が提唱されるに至りました。この時点でADHDの症状についての理解が深まったと言えます。

1980年代

「1980年代の出来事」第一号スペースシャトルコロンビア、冷戦の集結、イランイラク戦争、ベルリンの壁崩壊、チェルノブイリ発電所事故、IBMパーソナルコンピュータ

つまり、育て方の問題とされていた特性が病患概念として記述され、その後多くの研究や発見を経て、現在ではADHDという発達障がいのひとつとして分類・定義されるようになりました。

ASD(自閉症スペクトラム障害)

1908年 今から110年以上前

ASDは当初、内因性精神障害として考えられ、1908年ドイツのオイゲン・ブロイラーは統合失調症の症状に自閉という特性を述べました。

日本は明治41年です。第1回のブラジル移民が神戸港を出発しました。
アメリカではT型フォードが発売され、流れ作業による大量生産が始まりました。

1943年

アメリカのレオ・カナーが幼児自閉症という特性を発表。

1944年

オーストリアのハンス・アスペルガーは自閉傾向はあるが、ある程度の会話や疎通が保たれる症例を発表しました。

1980年代

広汎性発達障害として定義され、1981年イギリスのローナ・ウィングが自閉症スペクトラムの概念を提唱。

1994年

アスペルガー障害という診断が広く使われ始めました。

その後、2013年から

アスペルガー障害に変わり、自閉症スペクトラムの診断名を使うことを世界的に推奨されています。

LD(学習障害)

LDは1960年代ADHDと同じMBD(微小脳機能障害)の1つとして考えられてきましたが、1980年代になると学習障害の概念が確立しました。

日本での発達障がいの診断と、しろくまを開設するに至った経緯

日本で大人の発達障がいが現在のように注目される特性になったのは最近のことです。

昔から、多動・衝動性を認める小児に対しリタリン(メチルフェニデート)を投与し、症状の寛解を認めていました。

その後、18歳未満のADHDに対しては2007年徐放型●●●メチルフェニデート(商品目:コンサータ)が18歳未満で適応承認され、その1年半後にはアトモキセチン(商品名:ストラテラ)が発売されました。

しかしその頃は大人のADHDの中核症状に使用できる薬は、まだありませんでした。

2011年になり徐放型メチルフェニデート(コンサータ)が18歳以降も継続使用できるようになり、2012年からはアトモキセチン(ストラテラ)も成人投与が認められるようになりました。

この頃からインターネットやTV番組で発達障害に関する情報が一気に増え、同時に障がい特性を持つ方の数も驚異的に増加しました。

ただ、この現象は今まで特性が解らず日常生活で困難を来たしていた方々が、ようやく自身の特性に向き合えただけだと私は考えています。

このような状況で私自身も多くの当事者の方々と接する中、医療のみでの限界を感じ、グループワークの開催、発達障がいの方の生活を支えるためにしろくまを開設するにいたりました。

発達障がいについて

横敏会 理事長 横内 敏郎

医療法人横敏会 しろくま

理事長
横内 敏郎(日本精神神経学会認定 精神科専門医/
      精神保健指定医/認知症サポート医)
事業内容
障がい者自立訓練(生活訓練)通所施設
電話
072-287-8070
所在地
〒599-8114 大阪府堺市東区日置荘西町4丁11-25
アクセス
南海高野線初芝駅 徒歩2分