しろくまでは社会復帰を目指すためのコミュニケーショントレーニング、「昭和大プログラム」を行っています。
「昭和大プログラム」は厚生労働省から助成を受け、昭和大学発達障害医療研究所により作成された発達障がい支援のためのプログラムです。
コミュニケーションは少しの工夫と練習により、上達することが可能です。
また自己理解を深めることにより、生活がしやすくなります。
このワークブックを上手に活用し、他の参加者の皆さんと一緒に楽しみながら学習してください。
~ワークブックより引用~
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しろくまでは週2回のペースで昭和大プログラムを行っており、20回のセッションを繰り返し行っています。
このプログラムでは、
「なんとなく普段できている」と思うことにあえて意識を向け、何度も練習を重ねることでコツが身につきます。
そして実践できればさらにコミュニケーションへの意欲が引き出されます。
この日の課題は「会話を終える」
会話を続けることもちょっとしたスキルが要りますが、会話を終えるのも、相手との関係が悪くならないように終えるには工夫が要りますね。
まず相手の話を受け止め
断りを入れてから終える理由を伝える
そしてお礼や気持ちを伝える
会話を終えたい場面を皆で考えだし、ロールプレイで練習しました。
実際には上手く言葉が出てこなくて、可笑しくて噴き出してしまう場面もありました。
講義だけでは体験できないロールプレイの楽しさです。
週2回のプログラムにほぼ皆勤で出席していたTさん。
言葉遣いが苦手なのでしっかりと練習し、理解も深めたいとプログラムのあとはいつもノートにまとめる姿がありました。
現在、TさんはB型作業所に通いながら就職を目指しています。