しろくまグループワーク 食事はどうしてますか?

しろくまの庭の梅の木、1月の半ばはまだ固いつぼみでした。

庭の梅の木 1月

3月3日、お雛祭りを待っていたかのように満開に。
桃じゃなくて梅ですけど・・・。

庭の梅の木 3月

梅の実、今年も生るかなあ。(花より団子です。)

先週行われた体験型グループ学習はそんな団子(食べ物)がテーマでした。

食事・・・・、
楽しく作って美味しく食べることができればよいのですが、現実は厄介な事態を引き起こすこともあります。
作るのが超~面倒であったり、食べすぎて体重が増えたり、反対に十分にとることが出来なくて健康を損ねたり。

でも生きていくために必ず必要な食事です。
美味しく健康に食べるための工夫を参加者の方々と質問形式で考えてみました。

食事はどうしていますか?

Q 自炊していますか? 得意な料理は何ですか?
Q 「しょっちゅう食べているもの」と思うものは何ですか?
Q お小遣いの中からどれくらいの食べ物を買っている?
Q 栄養を取るために工夫していることはありますか?
Q 常備している食材は何ですか?

自炊していますか? 得意な料理は何ですか?

参加者の方に聞いてみると、「自分で作ることもあります」とのこと。

コンビニ弁当やカップ麺ばかりで太ってしまったという話はよく聞きます。
自分で作っても内容や量によっては体重増加につながりますが、味つけや量を自分や家族の健康を考えて加減しやすいことが自炊の利点です。
               
自分で作る場合は調理という手間が必要になってきます。
レシピにこだわらずに作れるシンプルな得意料理を2~3レパートリーに持っておくとよいかもしれません。

メンバーさんのお一人の得意料理はペペロンチーノだそうです。

シンプルで美味しい!

「しょっちゅう食べているもの」と思うものは何ですか?

スタッフの1人、しょっちゅう食べているものを思い浮かべてみました。
((ラーメン、うどん、ハンバーガー、唐揚げ・・・・www アカンやん)
((なんで同じものばっかり食べてしまうんやろ))

お腹が空けばとりあえず炭水化物でお腹に蓋をしているような食事です。
これでは空腹と嗜好をみたすだけでは栄養が偏ってしまって、気が付かないうちに心も偏ってしまいそうです。

参加者の方からの “しょっちゅう食べている食品” は、
オートミール、納豆、トマト、キュウリ・・・等 でした。

「しょっちゅう食べるもの」は体によいとされる食品にする、この意識が必要だと思いました。

お小遣いの中からどれくらいの食べ物を買っている?

以下は進行役の精神保健福祉士が示した一例です。

節約しようとのり弁にして、¥320
お茶もいるし、¥130
午後はジュース買って、 ¥130
コンビニのクッキー買ってしまった。 ¥120
———————————————————————
                            
            計 ¥700 
えっ、のり弁しか食べてないのに!!

自販機やコンビニで買うお茶やジュース、食費に入れていますか?

栄養を取るためにしている工夫していることがありますか?

発達障がいのある人にとって、毎日の食事は面倒で大変なことです。
しかし面倒だから、単に食事は単に栄養補給としての意味しかなく、ひたすらサプリメントや同じ栄養食品ばかり取っていたらどうなるでしょうか。

確かに栄養は摂れて空腹は満たされるでしょうが、食事の「美味しさ」や「楽しさ」ということを感じられなくなり、健康を損ねてしまうでしょう。

それは食事と言うものは身体の栄養であるとともに「心の栄養」でもあるからです。

食事が体だけでなく気持ちや感情にも大きく作用することを忘れずに、
「美味しいなあ、作るのも食べるのも楽しいなあ」と思える食事で毎日を過ごすことができるような工夫を、重ねていきたいですね。

常備している食材は何ですか?

皆さん宅の常備食材です。
卵、納豆、トマト、キュウリ、牛乳、芋類、肉、豆乳
米、玄米コーンフレーク、オートミール・・・・

なんとオートミール、今人気の食材ですね!
タンパク質もミネラルも、食物繊維も豊富です。

皆さん素晴らしい!

栄養だけ摂れればいい!という思い込みは危険、心の健康には美味しさと楽しさが必要です。

バランスよく栄養が摂れ、家族や自分が好きな食材でシンプルに調理できる食材があると、気持ちにも余裕が出るくると思います。

自分以外のお家のキッチンや冷蔵庫にある食材、なかなか聞けるものではありません。
この日のグループワークは、ちょっとお隣さんのキッチンを見せてもらったようで、
いろいろと参考になりました。

体験型グループ学習では、参加者の方々の実際の経験や体験に基づく生活の工夫をお互いに知ることができます。

最初の一歩を踏み出すのは大きなエネルギーが要りますが、
小さな半歩をそっと踏み出してみてください。

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