8月の発達障がいの座学 片付け
精神科医である理事長による「しろくま 発達障がいの座学 8月23日」についてのブログです。
片付けが上手くできなくて探し物が中々見つからなかったり、置いた場所がわからなくなったりすることってないですか?
この日は少人数のリラックスした雰囲気の中でお話が始まりました。
“失くし物や探し物” “片付け” “物を買う時のコツ” 等のお話から始まり、“理事長自身が実行中の断捨離“にまで話が及びました。
・失くし物や探し物、度々ありますか?
・片付けの工夫
・買うばかりでは物が溢れてしまう モノを増やさないコツ
・理事長自らも断捨離中
失くし物や探し物、度々ありますか?
身の回りにモノはい~っぱいあるのに、いつも探しているものだけが見当たらない!なんで~、と思ってしまいます。><;
見つからないのでどんどん時間が経っていくし、気持ちは焦るし・・・。
モノだけでなく、時間も気持ちの余裕も失くしてしまうなあ。
片付けの工夫
理事長「1つにまとめましょう」
「“とりあえずボックス”みたいなものを作って、箱の色は目立つ色か、中身が見えるスケルトンがいいね。」
なるほど。💡
以前しろくまのグループワークで学んで、当スタッフも箱を作ってみたのですが上にどんどん重ねてしまって下に何が入っているかわからなくなってしまった。
それを半透明のものに変え、重ならないようモノが垂直にしか入らないようにしてみたのです。
すると上から俯瞰できて「明日はこれとこれが必要だな」と、中々使い勝手がよくなりました。
買うばかりでは物が溢れてしまう、モノを増やさないコツ
持っている物の片付けが上手くいっても、買い物すればまた増えてしまう。
ある時、理事長はテレビがない所に滞在することがあり、そこはテレビの代わりに本屋
さんがあったそうです。
2冊の本を一度に買いました。
でも理事長曰く「物は1つずつ買う方がいいね」
・ほしいものリスト等を作り、優先順位をつけて1つずつ買う。
・カードではなく現金で購入する方が買ったという記憶が残りやすく、同種の物をまた買ってしまうことを防げる。
・本であれば読み返す必要がない時は売ったり譲ったり、手放してから次を買う。
断捨離が人々の関心を集めていますが、「断」は入ってくるものを「断つ」のだそうです。
理事長自らも断捨離中!!
さてさて、その本ですが理事長の書棚には壁一面に約3000冊の本がびっしりと、
それも入りきらずに前後2列に並んでいるのだそう。
その本を含め、レコードやCD、楽器に至るまで、なんと断捨離中なのだそうです!
ギターとブルースをこよなく愛し、自ら曲を作り、オリジナルCDを何枚も作った理事長が!!!
「ビンテージの楽器ももっと弾いてくれる人に渡ればいい。」
「貯めこむ場所があったからため込んでしまった」
「本や音楽であれば今はデジタルで読んだり聴ける時代。
情報技術の飛躍的な進歩により、昔はお金を出して購入した本が今は無料で読めたりすることもある。
サブスクなどのサービスの登場でモノを所有するという考えも変わりつつあるね。」
「でも、昔のレコード盤の音色は、、良かったなあ。」
はい、><;
アナログ世代にはなかなか難しい。
モノの価値をその購入価だけで計り「もったいないわあ!」と手放すことが出来ずにいる。
でもそれが自分にとって本当に価値があるものなのか、それによって見えなくなっている
ものや事がないか。
断捨離の離は「物への執着から離れる」ということだそうです。
まあ、断捨離とまではいかなくても、“片付け” は物が見つかりやすくなり貴重な時間も
無駄にならず、できたスペースは心に余裕をもたらし、時には必要のない買い物を防ぎ
お金の節約にもなるので、あきらめずにマイペースで取り掛かろうと思います。
相談タイム
約2年半に及び続けられている「しろくま 発達障がいの座学」
相談タイムも打ち解けた雰囲気になっています。
直接の相談ではなくても、他の参加者の人たちとのやり取りを聴いてヒントを得たり、共感を覚える機会となることもあります。
医療法人の運営ならではのプログラムや機会が、お一人お一人の問題解決の糸口になればと願っています。
しろくまでは就労支援機関とも連携をとりながら、主に生活訓練を行っています。
就労も日常生活の上に成り立っています。
しろくまではこの日常生活に焦点を当て、学習プログラムや体験型グループワーク学習を
通して日常生活に不可欠な能力の向上を目指しています。
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生活訓練通所施設 しろくま
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