しろくまグループワーク 先延ばし癖に効く工夫

しろくまの庭の梅の木が咲き始めました。

しろくまの庭の梅の木

1月の半ば、まだつぼみは小さく

1月末に開いた最初の一輪二輪の可愛らしかったこと!

日が暮れるまでの時間が少しずつ長くなってきました。
春が来ています。

そしてこの季節、「年度末」やら「新年度」もよく耳にする言葉。
春の訪れのうれしさとは反対に、なんだか気がせいてて落ち着かない気分になってしまいます。

あれもしなきゃいけない、これもまだできていない、ああ、日がどんどん経っていく…。

この先延ばし癖、なんとかならないでしょうか。
先週行われた体験型グループ学習はそんな状況に役立つテーマでした。

先延ばし癖を直す工夫

ワークでは自分の「先延ばし」していること、でも必ずしなければいけないことなどをそれぞれに思い浮かべてみました。

スタッフの1人が思い浮かべたのは、
((税金の申告、去年たいへんだった、ああ、今年もあれやんなくちゃいけないんだ、いやだなあ))
((年末さぼって窓の掃除をしていない、しなきゃなあ、面倒だなあ))

先延ばしをしてしまうのはどんな理由があるでしょうか?

いずれはしなくてはいけないとわかっていても・・・・やっぱり、したくないことはとりあえず避けたい。

なぜしたくないのかと考えると、
・また上手くいかないんじゃないかと思ってしまう。
・しかも他にやりたいこと楽しいことがあってそっちをやってしまう。
・「やらなくちゃ」という義務感だけでは「やるぞ!」という気になれない。
・段取りをつけるのが苦手   等々

進行役のスタッフ、   
「ごみの日にごみを捨てられなくて、ごみ袋がいくつも貯めてしまっている私にアドバイスを下さい!」

参加者の皆さんのそれぞれの得意を反映したアドバイスが出されました。

解決策の一つに、
「To doリストを作って綿密なスケジュールを立て、実行しよう!!」
というものがあります。

でもスケジュール立ててもそれを実行できないので悩んでいます。

夏休みの宿題、1時間刻みで予定表作ったのに、8月の終わりに目にするのはほぼ白紙の宿題帳・・・・。

なにかいい方法はないでしょうか。

参加者のお一人は、
「とりあえず手を付ける、始める、そうするとやる気が起きてくる。」
というものでした。

なるほど!
課された仕事など課題が自分にとっては大きすぎるなと思う時、とりあえずちょこっと手を付けてみる。
やる気はやりだしてから湧いてくるエネルギーだと考える。

すぐできる楽しいことに引っ張られそうになったら、タスクを短く区切って区切りごとの自分にご褒美を用意しておく、なんていう方法もありますね。

「あと〇〇分でしなきゃいけない!」気分になるようにわざと次の予約を入れる。
「美容院予約しちゃったから、それまでに済まそう!」とか。

自分なりのルーチンを設定してみる

ワークで提案された工夫はとても興味深いものでした
それは自分なりにルーチンを設定してみようというものです。

ルーチンとは「何時いつにはこれこれをします」と手順が決められています。

自分の日常にもこのあらかじめ決めた手順を導入して、やらなくてはならないことに取り掛かりやすくしようという工夫です。

出社する仕事であれば家を出る前の身支度や通勤で仕事への気持ちの準備ができますが、
在宅勤務であれば自分で設定してみます。
例えば、お気に入りの腕時計をはめてやる気スイッチオンにする。
在宅の仕事でもジャケットを着る、など自分専用のルーチンを設定してみる。

ルーチン

お正月には初詣に行くといった習慣は、普段の生活を送るには特に意味がありません。
しかし「年始に初詣に参る」というルーチンをすることによって気持ちが新たになり、1年間やるぞ、と思えるわけです。

一見無意味に思われる習慣も、実は気持ちの切り替えに役立っている。
これを個人のルーチンにも取り入れてみようという訳です。

体験型グループ学習では、参加者の方々の実際の経験や体験に基づく生活の工夫をお互いに知ることができます。

最初の一歩を踏み出すのは大きなエネルギーが要りますが、
小さな半歩をそっと踏み出してみてください。

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