お薬の飲み忘れを防ぐ工夫 しろくま発達障がいの座学
梅雨が明けた後も各地で大雨が続いています。
気象庁の3ヵ月予報によりますと7月末以降は高気圧が戻り、とても厳しい暑さになるようです。
大雨の備えと厳しい暑さへの対応、
「まさか自分が経験するとは思わなかった」ことが誰にでも起こりそうな気象状況です。
“もしも”に備えて“いつも”準備しなくちゃいけませんね。
\しろくまの庭はお日さまと雨の恵みで花盛りです/
ペチュニアって朝顔みたいだなあ、と思っていたら和名は「衝羽根朝顔(ツクバネアサガオ)」
元は南米の花で日本の風土気候には合わなかったものを1989年日本で品種改良され、ガーデニング用の花として一気に人気が高まったそうです。
ジニアの和名は百日草。
その名の通り夏から秋まで長い間咲き続けるのでこの名がついているのですね、、、知らなった。((+_+))
しろくま 発達障がいの座学
この日の座学では忘れ物や探し物を少なくする工夫などいくつかトピックスがとり上げられました。
その中のひとつ、「お薬の飲み忘れ」のお話がとても興味深いものでしたのでご紹介したいと思います。
・ 医師から処方される薬の飲み忘れはどれくらいあるか
・医師と患者の服用意識の違い
・飲み忘れを防ぐための工夫
・相談タイム
医師から処方される薬の飲み忘れはどれくらいあるか
病院から出されるお薬、ちゃんと飲めているでしょうか?
このブログを書いているスタッフTも長年にわたって内服薬を処方されています。
まあまあ、きちんと飲めていると思うのですね。
で、月に一度お薬を出してもらおうと診察に行きます。
Dr.:「調子はどうですか?」
スタッフT:「特に変わりありません」
Dr. :「お薬飲んでますか?」
スタッフT:「は~い、時々忘れるときもありますが、ちゃんと飲んでま~す。」
DR. :「あのね、一年は365日ね。カルテを見るとね、あなたが病院へ来て持って帰ったお薬は200日分にも満たないの。」
スタッフT:「えっ! “(-“”-)”」
横内理事長のお話では、実際の調査によると処方されたお薬を飲み残す人は50%を超えるそうです。
” 日本調剤 処方薬の飲み残しに関する意識調査 2014年8月21日
Q3 処方された薬に飲み残しが生じることはありますか。
半数以上の人が処方薬に飲み残しが生じることがあると回答
(「よくある」14.7%+「たまにある」39.2%)
中でも最も飲み残し薬が生じる人の割合が高いのは20代男女、最も少ないのは50代男性。
「処方薬の飲み残しに関する意識調査」を行いました | 日本調剤(企業情報) (nicho.co.jp)
医師と患者の服用意識の違い
上記のような実態の中で、ちゃんと服用できていないにも関わらず、
「飲んでいるのに、調子悪いんです。」と訴える方がいるのならば。
「ではお薬を増やしてみましょうか」と必要以上に薬が処方されるかもしれません。
処方する側の「ちゃんと飲んでいる」基準と、処方を受ける側の「ちゃんと飲んでいる」意識のズレに要注意とのお話に、飲み忘れがないような工夫が必要だなと思いました。
飲み忘れを防ぐための工夫
\ちゃんとお薬飲まなきゃな/
わかっていても忘れることがあるのが人間。
対処法がいくつか示されました。
お薬の処方は一人一人違います。
その中でドクターに相談してできる工夫として、
・服用回数を減らしてもらう
・薬局にお願いして一包化してもらう
自分でできる工夫として
・お薬カレンダーの利用
・自分にあったリマインダーを工夫したりアプリを使用
・家族や同居している人の協力
等々、自分の状況にあわせて色々カスタマイズできそうです。
大事なのは服用したかどうかを本人や周りの人が後で確認できることですね。
座学後の相談タイムにて
約2年に及び続けられている「しろくま発達障がいの座学」
相談タイムも打ち解けた雰囲気になっています。
「こんなこと、診察室では先生と話せないよねえ」みたいな気楽な話題も登場します。
この日は講義の中でしたがカルテに使われる言葉、「ドイツ語vs.英語」に話が及びました。
理事長が昔勤務していたある病院ではドイツ語派の先生と英語派の先生が両方いて、いろいろな考え方を勉強できた、とのお話が興味深かったです。
医療法人の運営ならではのプログラムや機会が、お一人お一人の問題解決の糸口になればと願っています。
しろくまでは就労支援機関とも連携をとりながら、主に生活訓練を行っています。
就労も日常生活の上に成り立っています。
しろくまではこの日常生活に焦点を当て、学習プログラムや体験型グループワーク学習を
通して日常生活に不可欠な能力の向上を目指しています。
スマホから✆072‐287‐8070
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生活訓練通所施設 しろくま
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